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ブログ 奄美大島 ダイビング日記 ~Native Sea Amami~

\  長い間、お世話になりました(T ^ T) / 2025年7月21日

7月21日(月)

\  長い間、お世話になりました(T ^ T) /

天気:晴れ 風:南東
気温:30℃ 水温:30℃

本日はご報告から。ポイント「バベル」で10年以上観察していたスミレナガハナダイのオスがいなくなりました。スミレナガハナダイはハタ科の魚で、メスからオスへ性転換&オス一匹に対してメス数匹でコロニーを形成する魚です。オスの体は鮮やかな紫色で、体側に大きな四角い斑紋があります。これをダイバーは「サロンパス」に似ている事から全国的に「サロンパス」とあだ名して呼んでいます。(笑)メスは全身がオレンジ色で簡単に雌雄の識別ができます。

↑これが一般的なスミレナガハナダイのオスです。

本来は、このコロニーが複数ありオスのスミレナガハナダイも複数で観察できるのが普通なのですが、バベルのスミレナガハナダイは長年コロニーが一つしかなく、オスも一匹だけでした。ライバル(他のオス)がいなからなのか、このオスは鮮やかな紫色を出さず、メスのようなオレンジの体にサロンパスだけを張っている、という「逆に珍しい」体色で多くのダイバーを楽しみませてくれました。著名なプロカメラマンをご案内した時も「初めて見た!」って仰っていました。

↑そんな「逆に珍しい」バベルのスミレナガハナダイがこちら。

本日潜って確認した所、複数いるメスのなかで一匹だけ僅かにサロンパスらしき模様が出始めているのがいます。おそらくそれがオスに性転換するのでしょう。10年以上いつも見てきただけに、いなくなるとなんだかとても寂しい気分になります…。マスクに涙が溜まり、マスククリアしまくりでございました…。(T ^ T)これまでたくさんのダイバーを楽しませてくれてありがとうございました!お世話になりました!

続きまして、本日の様子を。

今日はオドリハゼが珍しく「攻めの姿勢」で巣穴からガッツリ体を出していました。後ろで共生するテッポウエビもバッチリ撮れました!オドリハゼは名前の通り、 水玉模様入りの大きな胸ビレをヒラヒラさせながら踊るようにしています。お客様に「ジュリアナァ~トォウキョ~!!」ってご紹介したらボコボコ泡が出て爆笑して頂きました!ありがとうございました!m(_ _)m分かる人には分かる!

ジョーフィッシュもじっくり観察して頂きました!

ハダカハオコゼ

お客様は興味深々!!色んな角度からじ~っくりと見つめていたので、船に戻ってきてからお話を聞いてみたら「初めて見た!」と興奮されていらっしゃいました。ガイドしてて良かったな~と思う瞬間でございます。m(_ _)m

今日も色々と充実の1日でございました!

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